blognews 松原市三宅中3丁目の連棟長屋の売却査定依頼をいただきました
今回、売却査定依頼をいただいた連棟長屋住宅は、
大阪府松原市三宅中3丁目にあり、
近鉄南大阪線の河内松原駅から徒歩17分、近くに高圧線の鉄塔が建つ住宅地にあります。
物件としては、
・土地面積は約10坪
・建物は昭和41年築の木造平屋
・駐車場なし
・前面道路は私道で幅3m(持ち分あり)
・前面道路は建築基準法上の道路ではない
・防蟻処理の施工履歴なし
という概略です。
当方での売却査定額は約70万円~90万円となりました。
これが高いか、安いかは個別の条件・状態によって
大きく変わるので、この地域の単価を
決定づけるものではありません。
特に、
当該物件の前面道路は私道であり、その私道部分については本物件の所有者様の持ち分があるものの、
建築基準法上の道路に該当しない(原則、再建築不可物件)ので、
買主が再建築する際には、43条但し書き申請が必要となり、
建築基準法上の道路までの私道部分全員の承諾(実印と印鑑証明取得)が必要で、
申請に数十万円の費用と数カ月の時間が必要な点や「43条但し書き申請」をしたからといって
必ずしも建て替えができるとは断言できない為、価格は低めになっています。
地域の商習慣にもよりますが、
物件の前面道路が自分の持ち分の無い私道で且つ建築基準法上の道路に該当しない非該当道路の場合、
土地の価値は5割程度まで落ちることが一般的です。
土地の価値とは結局、
その土地に買主様がどんなメリットを感じるか?
なんです。
この「非該当道路に面した物件」のリスク説明もない、査定で単に高値をつけた不動産業者へ売却依頼したとすれば、
提示された金額では売れず、結局、無駄な時間を費やして値段を下げて売ることになりかねません。
査定で高値をつけた業者は、
とにかく、専任媒介(1社だけに販売を任せること)を獲得する為に、最初から「相場より高くて売れるわけがない」とわかっていて、
査定書を提出する業者もいまだに存在しますので、注意が必要です。
不動産の売買価格が低くなるほど、不動産業者の仲介手数料も比例して低くなる為、価格が低い物件は積極的に販売したくても経費倒れになるので、出来ないのが正直なところです。
なので、この価格帯の物件は、ホームズやスーモなど広告費が高いポータルサイトには掲載されずに、自社サイトのみでの掲載か業者買取で安く早く処理されて一般の方の目に触れることがあまりないのです。
しょ、正直なことを言ってしまった・・・。
今、NHKのドラマで正直不動産が流行っていますが、私の周りでもまだまだ正直じゃない不動産業者もチラホラと存在しています。
もちろん、不動産業界は横の繋がりも大切にするので、露骨にどの不動産業者がガメツイとは言えませんが、
もし、専任で任せた場合は「レインズ」という不動産業者間のネットワークサイトへ7日以内に掲載して、
広く同業者へ販売協力を求めなければいけないと宅建業法で決められているので、
売主専用のログインIDとパスワードを教えてくださいと言えば、
その業者も一社だけで情報を囲い込むという「売主に不利益な行為」は防ぎやすいと言えます。
松原市で相続した空家の不動産売却をできるだけ高く売りたい時は、
リアルターまでぜひ一度ご相談ください。
リアルターでは、物件情報を一切囲い込まずに、
すぐに大阪府下だけでも12,000社ある不動産業者へ情報を公開して、
販売協力を求めますので、より高く、より早く買主が見つかります。
正直なところ、上記の理由から販売力は大手不動産業者にも負けません。(*^^*)
更に個人事業主ならではの、プラスαなサービスもご用意しています。(詳しくは査定時にお話しします)
不動産売却のご相談は
TEL 072-350-5725(受付/9:00~19:00)
LINEなどの非面談によるご相談も対応しております。非面談をご希望の際は、査定依頼フォームの備考欄にその旨を明記してください。