blognews 松原市天美北7丁目の再建築不可物件の売却査定依頼をいただきました
今回、売却査定依頼をいただいた中古住宅は、
大阪府松原市天美北7丁目にあり、
近鉄南大阪線の河内天美駅から徒歩13分、
セブンパーク天美まで徒歩14分の住宅地にあります。
物件としては、
・土地面積は約9坪
・更地(元々は4戸1の建物があった)
・前面道路は私道(持ち分あり)
・前面道路は建築基準法上の道路ではない
・近所にゴミを散乱させる住人がいる
という概略です。
当方での売却査定額は77万円となりました。
これが高いか、安いかは個別の条件・状態によって
大きく変わるので、この地域の単価を
決定づけるものではありません。
特に、
当該物件の前面道路は私道であり、その私道部分については他に8人の所有者がいており、その数名は消息不明です。
且つ、建築基準法上の道路に該当しない(原則、再建築不可物件)ので、
買主が建築する際には、43条但し書き申請が必要となり、
建築基準法上の道路までの私道部分全員の承諾(実印と印鑑証明取得)が必要で、
申請に数十万円の費用と数カ月の時間が必要な点や「43条但し書き申請」をしたからといって
必ずしも建て替えができるとは申請前では断言できないし、、そもそも周りにゴミを散らかす住人がいて、
約9坪の土地に家を建てる人は少ないと予測されるため、価格はかなり低くなっています。
今回のご相談者様は、
4戸1の建物が古く、全戸とも誰も住んでいないので、
市の制度を利用すると補助金も少し出るし、先に解体をした方がいいと判断されたそうです。
建物がなくなれば、土地の固定資産税は6倍に跳ね上がります。
なので、
・誰が見ても売れる物件である
・既に売却先が決まっている
ということであれば、先に解体することもありますが、
今回のケースでは、
解体する前に買い手を探すという方が良かったと言えます。
古くても建物があれば、火災保険をかけて、物置などトランクルームとしても利用できますが、車も侵入できないところの更地では、自転車置き場や家庭菜園のスペースくらいしか活用方法がありません。
もちろん、他の所有者が一致団結して「まとめて売却」することができるなら、価値はグンと上がりますが、今回のケースでは、難しいと判定しました。
松原市にある相続された空き家は、解体する前にリアルターまでご相談下さい。
リアルターは、正直な不動産屋として、業界23年の経験をもとに誠意をもって対応・アドバイスさせていただきます。
正直なところ、松原市の物件であれば、
販売力は大手不動産業者にも負けません。(*^^*)
更に個人事業主ならではの、プラスαなサービスもご用意しています。(詳しくは査定時にお話しします)
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