不動産コラム

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AI無料査定の仕組で不動産売却を考えるメリット・デメリット

2020年頃から不動産売却査定にもAI(Artificial Intelligence)と呼ばれる人口知能による査定システムがIT企業によって開発され導入する不動産会社が増えました。

 

自分の大切な不動産という資産をAIで査定する
メリット・デメリットとは何でしょうか?

 

例えば、中古自動車のように

・車種
・年式
・走行距離
・事故歴

だけで、中古市場の価格が決まるものであれば、
AI査定は売却検討者(所有者)も買取業者も双方にとって
手間が無く、非常に便利な仕組みです。

 

ところが、不動産のように

 

・立地(駅やスーパーまでの距離など)
・土地の大きさ
・土地の形
・方位
・建築の法令上の制限の内容
・近隣の環境(日当たり・嫌悪施設の有無など)
・前面道路が公道か私道か
・前面道路の広さや交通規制
・下水道なのか浄化槽なのか汲み取りなのか
・都市ガスなのかプロパンガスなのか
・建物の構造(木造・鉄骨・コンクリートなど)
・建物の用途
・建物の大きさや間取り
・建物の建築年数
・建物の内外装のグレード
・建物のメンテナンス状態
・駐車場の有無や駐車可能台数
・事故歴の有無(他殺・自殺・火災ボヤなど)

 

など、価格に影響する項目が多く、
全く同じ物件は存在しないので査定額に
大きな幅が出てしまいます。

 

「えっ、そうなの?」と思われたら、

一度、どこかのAI査定サイトで試してみて下さい。

 

私が地元の築30年の一戸建住宅を某大手のAI査定で試したところ、472万円~886万円と出ました。

これって「結局どうなん?」って思いますよね。

差がありすぎる。

 

批判を恐れずに結論を言えば、

一戸建をAI査定するメリットはありません。

 

メリットが無いだけじゃなく、逆に個人情報をAI査定をしている会社へ登録することで、しつこいラブコール電話が掛かってくるようになります。

 

無視していると電話に出るまで定期的に電話をかけてくるので、面倒でも無視せずに電話に応答した方が、電話営業はおさまります。

もし、利用するのが一括査定サイトなら平均6社から電話がかかってきたり、「近くに来たので」とアポなし訪問してくる業者もいます。

 

結局、「いくらなら売れるか?」という具体的な査定額を知る為には、不動産取引に精通した地元の不動産業者に見てもらう必要があると覚えておきましょう。

 

ただし、分譲マンションは例外です。

 

そもそも分譲マンションの中古価格というのは、そのマンション内での取引事例をもとに算出されます。
(実際に売り出す価格は所有者が自由に決めれますが、買う人は過去の事例を参考にするので、売主は過去事例に合わさざるを得ないことが多い)

 

なので、類似物件のデータから計算するAI査定は、分譲マンションの査定にはとても具体的な数字をわずか数秒で計算してくれます。

 

良く言えば、簡単に分譲マンションの価格が分かる仕組み。

悪く言えば、どこの不動産屋からも同じような金額が出てくることが分かっていても、6社くらいから電話が掛かってくるので応対する必要がある。

 

なので、売りたい物件が分譲マンションなら、マンション名でネット検索すれば、既に売りに出いている物件があるなら参考になります。AI査定による結果は、その物件と大して変わらないと言っても過言ではありません。

 

不動産を少しでも高く売りたい時は、売主と買主を1社で担当する両手仲介よりも、売主と買主それぞれ別の不動産会社が担当する片手仲介をメインにしている不動産会社を選ぶのも大切です。
(ちなみに、大手不動産会社は莫大な人件費を稼ぐ為に両手仲介が基本中の基本)

 

両手仲介は早く成約させるために買主の要望を優先しがちで、値下げ交渉になりやすいからです。

両手仲介の場合は売買価格を少々下げても、売主と買主の双方から仲介手数料が入るので、少々下げてでも早く成約させる方が仲介会社としては儲かるのです。

 

ところが、片手仲介の場合は売主または買主どちらか一方からの仲介手数料しか入らないため、より高く売る・買ってもらうという仲介努力をします。

 

当方、リアルターは片手仲介がメインです。

 

大阪にある不動産の売却なら全身全霊でお手伝いさせていただきますので、お気軽にお電話下さい。

 

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受付/9:00~19:00

 

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