blognews 空き家はリスクの塊。活用しないなら早く売却しないと損?
こんにちは。不動産業界23年目の坂口 貴長隆です。
実家を相続した、親が所有していた空き家を相続した時など、どうするべきか悩む人も多いと思います。
結論を先に言えば、
活用しないなら早く売るべきです。
その理由は大きく3つ
- 1・空き家はリスクの塊である
- 2・持っているだけで固定資産税がかかる
- 3・どんどん価値が下がる
はい。
では、1番目「空き家はリスクの塊である」について。
まずは、シロアリにやられて土台や柱がボソボソになり、
小さな地震でも倒壊する可能性が高まってしまいます。
上記の写真は、数年間も空き家で放置し、知らぬまに
シロアリが床下から柱まで食い荒らしたもの。
シロアリは体が粘膜で出来ており、風や太陽光に当たると死滅するので、土台や柱の皮1枚を残して、表に見えないように中を食い荒らします。
上記写真も柱の表面をドライバーで突いて被害が発覚したものです。
なので、
一般的には表面上からはシロアリの被害は見つけにくいので注意が必要です。
ちなみに、木造で風呂場がユニットバスではなく、壁がタイル等でバスタブや床のつなぎ目をコーキングしている古い建物は、私の経験上では99%の確率でシロアリが発生しています。
(シロアリ抑制には5年ごとに防蟻処理をする必要がある)
また、
雨漏りしている家にも高確率でシロアリは群がります。
シロアリは床下から上がってくるだけでなく、夜間に外壁を登って2階や軒先にある木部を探すシロアリもいます。
地震で近隣の同等の家が倒れないのに自分の家だけが倒れた場合、所有者の維持管理責任が問われることがあるので注意が必要です。
2番目は、空き家でも固定資産税がかかるということです。
ちなみに、
全国の中でも空き家の多い京都では「空き家税」がかかるようになるそうです。
これもなかなかの税率らしく、
地価の安いところで年間数千円から、地価の高いところで年間50万円くらいになるという噂です。
3番目の理由は、どんどん価値が下がるという点です。
もちろん、一部の都心などは下がるどころか上昇するもの。
ただ、そんな場所なら空き家にはしてませんよね?
総務省発表の統計データからも全国で820万戸以上の空き家があるのは周知の事実です。
モノの価値は希少性により高騰しますが、ありふれたものの価値は下がるという市場原理が働きます。
以上のことから、空き家を相続したら、
・活用しないなら早く売却し、売却代金で他に投資する
・活用するなら早く活用する
と早く行動に移しましょう。
大抵のことは、先送りにして得することはありません。
あなたがもし、大阪の、、、
特に松原市・堺市・藤井寺市・羽曳野市で相続した空き家の売却をお考えの際は、ぜひ一度、ご相談下さい。
売却のご相談は TEL 072-350-5725