blognews 家が雨漏りは、すぐ直さないと大損の可能性大
宅建士25年目で不動産コンサルタントの坂口 貴長隆です。
今回は、実家など空き家が雨漏りしていると分かれば、すぐに直しておかないと大損する可能性が高いということについて簡単にお話します。
雨漏りしている家を建て替えるということが確定していれば、雨漏りをすぐに直したり直さなくてもよいでしょう。
しかし、そのまましばらく、例えばあと10年は住み続けるとか、いずれは中古戸建として売却するかも知れないという人は、すぐにでも雨漏りは補修等で止めなければいけません。
特に木造の場合は、建物を支える骨組みとして柱や梁、土台も当然ながら木材でできており、これらの木材は、湿気ると極端に耐久性が低くなって、白蟻や腐朽菌によってボソボソになっていきます。
そのボソボソになる速度は想像以上に早く、時期や環境にもよりますが、1年ほどでダメになることも多々あります。
この記事の冒頭にある写真は、木造のベランダで受けた雨水が少しずつ、真下の玄関に落ちてきていたのを気付いていながらも数年ほど放置した結果です。
ベランダの床である木下地が腐って無くなっているのが分かりますか?
これを知らずに体重の重い人がベランダに載ると、落とし穴のように床が崩れて玄関まで落ちる可能性もあります。
もう、ここまで腐っていたら、基本的には、ベランダの床をめくってやり替える必要がありますので、大工費用から防水まで含めると何十万円と出費することになります。
そこで、勿体ないからと更に放置すると、ここに集まった白蟻や腐朽菌たちは、時間をかけてゆっくりと他の部位へ移動していきます。つまり、人間の身体でいえば、癌細胞がどんどん転移していくのと同じで、最後は解体する方が早いという結果になってしまいます。
雨漏りも初期の段階であれば、DIYなら数千円、プロに依頼しても2~3万円で直ることも多々ありますので、雨漏りは絶対に放置しないようにしましょう。
台風や暴風雨の時だけ、少し漏れるけど通常の雨では漏れないから大丈夫・・・というのも危険信号です。
近年では暴風雨も多くなっていますので、できるだけ雨対策だけはケチらないようにしましょう。
家は、雨仕舞(屋根や外壁などの防水)さえキチンとすれば、100年以上持たせることも可能です。
もし、雨漏りしている家が大阪府下にあって、いずれ売却しようとお考えの方は、ぜひ、一度、私達リアルターまでお気軽にご相談ください。
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