blognews 相続した空き家の不動産売却一括査定で複数の不動産業者を比較する時の注意点は?
宅建士25年目で不動産コンサルタントの坂口 貴長隆です。
相続した実家などに誰も住まない場合、多くの人は維持費がかかることや台風、地震などによる倒壊リスクがあることから売却を考えます。
その時、インターネットなどで不動産売却の流れや相続した不動産がいくらぐらいで売れそうなのかを検索すると、検索結果のトップ3には不動産売却一括査定を依頼するサイト(少しの入力ですぐに査定結果が分かるのではなく、そのサイトに広告費を払っている数社の不動産会社に簡単に査定依頼ができるというサイト)が必ずと言っていいほど出てきます。
身近に不動産業者の知り合いがいない人は、不動産売却一括査定サイトを利用すると、複数の不動産業者から一般市場での売却予想額(査定額)や買取価格が届くので、じっくりと比較検討できるので、便利だと言えます。
但し、一括査定サイトを利用すると5~6社の不動産業者から頻繁に電話がかかってきて、電話に出るまで何度もかかってくる・・・という少し面倒な点もあります。
これは、一括査定サイトに登録している各不動産業者たちは、あなたからの査定依頼の情報を1万円~1.5万円ほど査定サイトへ支払って受け取っているため、依頼者であるあなたと面談して売却依頼を獲得できないと経費倒れになるので、必死にあなたと繋がりたがります。(これは、どの商売、どの業界でも同じことが言えます)
でも、一括査定サイト自体は決して悪いシステムではありません。
不動産売却一括査定で注意する点は?
複数の不動産業者の話を聞いたり、査定額の提示を受けた時に、「他の業者はいくらで来てますか?」などと他社の提案内容を聞いてくる不動産業者は、あなたの利益のために動いてくれるとは思えません。
一括査定はジャンケンと同じ。後出しの不動産業者は何とでも言えるので、先出しの内容を少しでも漏らすと、後出しの業者が勝つようになっています。
買取価格の場合は、確実に買い取ってもらえる保証がついた金額なので、後だしでも何でも高く提示してくれるところに頼めばOKです。
しかし、買取よりも高く売れる一般市場での売却仲介の査定額の場合には、必ず売れると保証された金額ではないため、後だしの不動産業者は、「うちなら、それよりも○○○万円は高く売れる自信があります!」などと根拠のないことを言われて、それがもし、名の聞いたことがある大手不動産業者が言ったものなら、業界を知らない一般の人は、すぐに「そんなものなのか」と信じてしまって、結局は1年以上も売れずに結局は値下げをすることになって、「時間だけ失った」という結果になりやすいです。
うまく言えませんが、要するに、相談者であるあなたがどうしたいのか?よりも他社がどうだった?と視点のズレた質問をしてくる不動産業者はやめときましょってことです。
あなたがもし、大阪府下、特に松原市や堺市、藤井寺市、羽曳野市周辺などにある空き家の売却でお悩みでしたら、一度、私どもリアルターまでお気軽にお電話下さい。
無料相談・不動産売却査定は
受付/10:00~19:00