blognews 連棟長屋住宅の空き家を相続したけど売れるの?
宅建士25年目で不動産コンサルタントの坂口 貴長隆です。
ここ数年は全国的にみても団塊世代の方の代替わりによる相続件数がとても多く発生しています。
そして、その団塊世代の人達の多くが長屋(連棟)住宅に住んでいた(特に大阪、京都など関西圏は長屋が多い)ので、
私のところでも、
「長屋(連棟)住宅の1戸を相続したけど、売れますか?」という問い合わせや相談が増えています。
この相談に対する回答は、
「一戸建よりもかなり安くなりますが売れます」となります。
長屋(連棟)は、住宅ローンの制度(先駆けは民間ではなく住宅金融公庫)が確立された昭和25年から昭和50年あたりに建てられた木造のものが多いので、そもそもかなり古いものです。
日本の不動産査定システムでは、築年数が古い建物は資産価値が無いどころか、解体費用が必要ということでマイナスの評価となり、土地価格から減額されてしまうことも多々あります。
ただ、いくら古くてもきちんと維持管理されていて「建物が普通に使える状態」であれば、マイナス評価になることは少ないですが、連棟住宅で注意するべき点は、他の連結された建物の状態も加味されるということです。
たとえば、この記事の冒頭に掲載している写真は、4戸1の長屋の端家で、1年前まで被相続人が普通に住んでいましたが、畳をめくると床の部分が(写真では見えませんが柱も)白蟻(シロアリ)に喰われてボソボソになっていました。
調べたところ、隣の家が10年ほど空き家の状態で一部雨漏りしていて白蟻を誘発していたのです。
なので、長屋(連棟)の場合は、同じ棟続きで空き家があると柱や土台などに白蟻の被害を受けている可能性が非常に高いと言えます(長屋は建物が繋がっている運命共同体のため)
どこか屋根から雨漏りしているとなれば、古い長屋全体を所有者全員でお金を出し合って葺き替えるのが理想ですが、現実はお金に余裕が無いという理由で、その雨漏りしている人の屋根部分だけを葺き替えるケースが多く、そこだけ直しても、数年もすれば古い屋根の他のところからも雨漏りしだして、そこが直さなければ・・・、他の所有者は裁判して勝ったとしても、無い袖は振れない訳で、泣き寝入り・・・ということもありますので、長屋を売る時は自由にできる一戸建てよりもかなり安くなるのです。
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