不動産コラム

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山林売買(売却や購入)の仲介手数料はいくら必要?

宅建士25年目で不動産コンサルタントの坂口 貴長隆です。

山林を相続したけど管理できないから売却したい・・・

狩猟など山遊びをしたいから山林を買いたい・・・

という人も多いことと思います。

そこで、誰もが気になる山林売買の仲介手数料はいくらかかるの?という質問をいたただきましたので、お答えします。

 

結論を先に言えば、山林は原則として家を建てて住むところではないので宅地建物取引業法の規制を受けないことから、

仲介手数料の規定がありません。

つまり、不動産仲介業者によってバラバラということです。

 

数年前のコロナの影響でキャンプブームが発生した頃には、小さな面積の山林でも自分専用のキャンプ地にするために山林を買いたい人はたくさんいました。

山林を扱う仲介業者には、ピーク時で1ヶ月に500件以上の問い合わせがあったほど活況でした。

 

しかし、コロナが終焉してソロキャンプのブームが過ぎると、山林を欲しがる人は激減しました。

だって、トイレや水道など何の設備もないところで、しかも、焚火をするのも山火事になれば、どえらい責任を負わされる(恐らく普通の人は破産するくらいの損害賠償される)可能性があるので、設備の整ったキャンプ場の営業が再開したなら、1回あたり数千円で焚火やキャンプを楽しむ方が「安心」だからです。

 

話が脱線してしまいましたが、

一般的に、山林売買も需給バランス次第なので、

車では辿り着けない山の真ん中あたりにある傾斜地で、他人の土地を通らないと行けない場所にある山林は、ぶっちゃけ二束三文になることが多いです。なぜなら、その部分だけ持っていても何もできないから。

 

逆に、その山林の部分には車道(または里道や農道)が通っていたり、平地があったり、小川に面していたりすれば、それに価値を感じて欲しいという人が一定数出てくるので、それなりの値段が付きます。

 

実務的には、仲介業者は山林の売却には役所調査や現地調査などに多くの時間と費用がかかるため、売主が多くの仲介手数料を支払い、買主の手数料は無料(売れにくい山林の場合)や、5~10万円程度(売れやすい山林の場合)が多いのが現状です。

また、仲介手数料以外に、登記費用も土地の数や評価額によって数万円~数十万円が必要になります。

あと、冒頭でもお伝えしたとおり、山林売買には宅地建物取引業法が適用されないため、購入を検討している人は、一般の土地(宅地)などを買う時のように宅建業者による重要事項説明はありませんので、購入した後で「そんなこと聞いてないよ」とならないように、事前にある程度、本やネットで山林の知識を得てたり、質問事項をまとめてから買うようにしましょう。

 

私達リアルターでは、大阪・奈良・和歌山にある山林であれば、売却のお手伝いをさせていただいておりますので、お気軽にご相談ください。(山林売却の仲介手数料は、物件の内容や売買価格に応じて相談させていただきます)

 

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