不動産コラム

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松原市にある長屋(連棟)住宅の買取売却査定の相場

宅建士24年目の不動産コンサルタント・坂口 貴長隆です。

 

今回は、私の地元である大阪府松原市にある長屋(連棟)住宅を相続された方から相談の多い「実家の長屋を相続したけど買取価格はいくらぐらいになる?」というご質問にお答えします。

 

買取査定や売却仲介査定のベースとなるのは、近隣で似たような物件が実際に売れた成約事例です。

 

しかし、そうタイミグよく成約事例があるとは限りません。

 

特に長屋(連棟)住宅の場合は、一戸建と違ってその名のとおり、何戸かの区分建物が連結して出来ている(簡単にいえば他の連棟部分との運命共同体というリスクがある)点から、

 

連棟特有の項目として、

・何戸で構成されているか?

 ⇒4戸1よりは2戸1の方が査定額が高い。
  将来、残り部分を買い取って完全体になりやすいため

・長屋(連棟)のどの部分か?

 ⇒真ん中部分よりは端部分の方が査定額が高い。
  騒音対策やリフォーム、切り離しなどがしやすいため

・間口(道路に面した建物の横幅)は何間あるか?(1間は約1.8m)

 ⇒1.5間(約2.7m)よりは2間(約3.6m)の方が査定額が高い
  玄関横を改装すれば車庫も造れるため

・連棟の他の部分は空き家か居住中か?(他が空き家だと痛みやすい)

 ⇒空き家よりは居住中の方が査定額が高い。
  放置された空き家の場合、発生したシロアリが構造体の中から侵入してくる可能性が高いため(居住中の場合は、白蟻対策している可能性もある)

・他の連棟部分で汲み取りのままのところがないか?

 ⇒自分のところが水洗トイレでも他が汲み取りだと汲み取り作業のため、裏路地を自由に使えないことが多いため

・前面道路が私道の場合、持ち分が少しでも有るか無いか?

 ⇒持分の無い私道の場合、将来において掘削時の承諾料を請求される可能性があるため査定額が下がる

 

ということだけでなく、長屋の一部で火災が発生したら、ほぼ全焼するリスクが高いことや、耐震補強は全戸で行わないとほとんど意味が無いことなど長屋(連棟)住宅独自の懸念点を考慮して、買取査定額が決まります。

 

私の地元である松原市内に限っていえば、河内松原駅周辺である上田以外にある長屋(連棟)住宅の買取や売却仲介の相場は、

20万円~300万円程度が実情と言えます。

 

ちなみに、

買取は売却仲介より安くなりますが1週間で現金化できるのが一番のメリットで、

売却仲介は、いつ売れるか分からないけど買取より高く売れるというのが一番のメリットです。

 

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